CPサッカーとは(概要)

CPサッカーは、障がい者サッカーの一つで、身体に脳性麻痺などのある人たちがプレーする、7人制のサッカーです。英語の「Cerebral(脳からの)Palsy(麻痺)」の略から、国際的には主に「Football 7-a-side」「CP football」と呼ばれており、2016年までパラリンピックの正式種目でしたが現在は外れています。パラリンピックへの復活に向けて世界選手権などの国際大会のほか、各国での普及活動も行われています。

・対象

クラッチや装具なしでの歩行が可能な人が対象となり、脳性麻痺のほかに、脳卒中などの脳血管障害、脳外傷や頭部外傷(原因として交通事故など)の人も含まれます。

CPサッカーにおいても麻痺の部位、程度が競技パフォーマンスへ与える影響に基づくクラス分けと、チーム編成のルールがあります。CPサッカーは以下のFT1からFT3に分かれ、数字が大きいほど軽度ということになります。

・競技規則

FIFAの競技規則に、一部以下の修正が加えられています。

・フィールドは縦75m~70m×横55m~50m。ゴールは幅5m×高さ2m

・オフサイドルールは適用しない

・ 片手でのアンダースローインを認める

・公式試合においては、前後半30分、ハーフタイム15分

より詳しいルールにつきましては、日本CPサッカー協会のページをご覧ください。

下記はCPサッカーの国際統括団体であるIFCPFの動画です。※英語

埼玉県にあるCPサッカーチーム

埼玉には2つのCPサッカーチームがあります。

一つは2002年から活動している「AS UNITED.」(ASユナイテッド)で、
もう一つは2020年に設立された「埼玉CPフットボールクラブ(グロリアス)」です。グロリアスはSCPFAに加盟し、SCPFAからは運営その他の各種サポートを行っています。

SCPFAは2018年までASユナイテッドのサポートをしてきましたが、現在はASユナイテッドのご判断を尊重し、互いに了解の上、加盟関係はなくサポートは行っていません。ですがSCPFAあてにいただいた外部イベントのお話などは、これまでもASユナイテッドに同じくお伝えするなどしておりますし、今後も再加盟・再サポートという選択肢が無くなることはありません。※SCPFAは以前よりサポートチームから登録料をいただいてはいません

またグロリアスが設立される際にも、SCPFAの代表理事の松村も連絡調整に協力させていただき、「互いに批判や活動の妨害はしない」と相互の代表者に確認をしておりますので、両チームが対立関係にはなく、SCPFAへの加盟の選択肢で異なっているという整理になります。